<088> 光塩女子学院初等科の学校説明会ではペーパーのボーダーラインを教えてくれたよ

光塩女子学院初等科の学校説明会に参加しました。

光塩女子もエスポワールの卒業生が多く在籍をしているのです。

私が教えた生徒は既に3年生になっていました。

公開授業で3年A組の教室を覗いたら、3名の教え子の顔があったので嬉しかったです。

この学校は、小学校受験の世界では希有なことなのですが、純粋に学力だけで合格者を出す学校でもあります。(学校の枠をはみ出す親子は別です)

過去のメルマガで何度も、小学校受験は特殊な世界なので、模試でシングルの成績を取っても合格できるとは限らないと書いてきましたが、光塩女子学院初等科は例外です。

どんなに成績が優秀で行動観察が完璧でも、雙葉小学校、白百合学園小学校、東洋英和女学院小学部、聖心女子学院初等科、田園調布雙葉小学校、東京女学館小学校、日本女子大学附属豊明小学校、立教女学院小学校などの女子校を受験すれば、理不尽にも落とされることが多々あります。

その点、光塩女子学院初等科はドンデン返しも少なく、順当に合格者を出しているようです。

学校説明会の資料を見ても、ペーパーの平均が55~65点であるのに対して、合格の最低ラインが65~75点だとハッキリと書いてあります。

「義務教育標準法」により、国立・公立小の学級定員は最大で40名と決められていますが、光塩女子の1クラスは46名のすし詰め学級です。(注=訪問当時)

今どきの小学校で、たった1名の先生が46名の1年生を教えるなんて、人の話を注意深く聞けて、理解もできるお子さんでないと授業は成立しないと思います。

殆どの私立小は40名ですが、桐朋24名、国立音大26名、成蹊28名、青学・聖心32名、学習院33名、幼稚舎・早実・立教女学院36名などの少人数学級のところもあります。

1年A組では国語の授業を行っていました。

息子の通う小学校は、まだ教科書もノートも使わずに平仮名を学んでいますが、この学校では教科書(教育出版)の後半過ぎの47ページ目の句読点を含めた文章を書く授業を行っていました。

1年B組は算数の授業でしたが、教科書(学校図書)は後半に近い53ページを学んでいましたので、かなり飛ばしているなぁと思いました。

光塩の過去問を見ればお判りかと思いますが、あの質と量の入試問題で、合格者の最低ラインが70点(平均)ですから、入学しているお子さんは賢いはずです。

46人学級でも、苦労することなく授業を展開することができるのでしょう。

また、月齢を考慮しない学校なので、結果的に月齢が高いお子さんが多く集まります。

エスポワールからの合格者を見ていると、必死に勉強をしてきたお子さんよりも、勉強においてはあまり手が掛からないタイプが多いという印象があります。

別の言い方をすると、勘の良い子ですね。

※過去記事の再掲載です(情報は古いです)

エスポワール らくらくさん