<076> 小学校受験は親のエゴなんだから勉強は楽しくなくちゃね

私が息子に勉強を教えていたときに心掛けていたことは…

「楽しく勉強をすること」

です。

楽しく勉強するのは当然のことですよね。

だって、世間の殆どのお子さんは小学校受験なんかしませんよ。

普通の年長さんはガツガツと勉強なんかせずに、親から愛されながら楽しく過ごしているはずです。

自分で私立小学校を目指すと決めたのなら、それは子供の自己責任ですよね。

ところが、小学校受験は親が勝手に決めたのです。

子供のため。

良い大学へ行かせるため。

より良い教育環境を与えるためと言いながら、親が受験を決めます。

5歳児は親に言われるままにやらされるだけです。

1日にペーパーを何十枚、椅子の座り方だの、歩き方、お辞儀の仕方を仕込まれます。

さらには、知らない大人に対しても、人見知りせずにハキハキと話せと教え込まれます。

全ては子供の躾のためではなくて、小学校受験に成功するためにです。

5年前に感動の中で生まれてきた尊い命に対して、今では受験のために叱ったり、怒ったりですからね。

私は小学校受験は親のエゴだと思っているので、我が子に対しては負担を与えないように心掛けました。

気付いたら、楽しく1日の勉強が終わっていた。

気付いたら、お行儀が良くなっていた。

気付いたら、社交性が身に付いていた。

気付いたら、勉強好きになっていた。

気付いたら、自分で考えて、自分で行動ができるようになっていた。

楽しく勉強を続けられたのは、勝手に受験を決めて申し訳ないという気持ちがあったからだと思います。

息子が楽しかったと感じた裏では、親の私が苦労をしてきたのです。

息子は未だに言いますよ。

「ペーパーの勉強は楽しかったから、あの時に戻りたいなぁ」

ってね。

私は冗談じゃない!

って心の中でつぶやいているのです(笑)

※過去記事の再掲載です

エスポワール らくらくさん