誰のレベルに合わせてるの?

ペーパー教室のターゲットはどのレベル?

皆さんはどのレベルのお子さんが幼児教室の新年長クラス(年中の11月開講)の門を叩くと思いますか。

それは本当にバラバラです。

生まれたときから知育教材を買い求めて、お母様に教えてもらったお子さんもいます。

年長クラスへ入る前に年長レベルの問題集を終えてから入ってくるお子さんもいます。

その反対に、準備は全くゼロで入ってくるお子さんもいます。

私の感覚では・・・

  • 準備周到(1割)・・・年長クラスの問題は終えている外部生
  • 繰り上がり(5割)・・年中クラスからの繰り上がりの内部生
  • 全くゼロ(4割)・・・ほとんど何も準備していない外部生

ゼロスタートのお子さんに合わせた授業を展開するとどうなると思いますか?

●ゼロスタートのお子さんにとっては、とても分かりやすく、学力も伸びます

●反対に、できるお子さんが「お母さん、このお教室の問題はすごく簡単!」と言い、賢いお子さんの順に退会していきます

そして、「このお教室はレベルが低い」というレッテルが貼られます。

やがて、合格実績も残せないので潰れて消えます。

では、習熟度別クラスのないお教室では、どのレベルに合わせると「準備周到なお母様」に満足して頂き、合格実績も残せるのでしょうか。

答は・・・

上位20%から30%

この上位の内訳は、「準備周到のお子さん」+「内部生の上位組」+「全くゼロだが勘が優れている地頭の良いお子さん」です。

カリキュラムとテキストは、ハイレベルのお子さんを持つ保護者の満足が得られるように作られます。

我が子は何の準備もないけれど、入室テストに合格したから大丈夫。室長先生に賢いお子さんだと誉められたから大丈夫だと思ってはいけません。

それは、営業トークです。

授業レベルは上位30%のお子様がターゲットですが、それだけでは経営は成り立たないので、他の70%のお子さんも積極的に入室させています。

注意欠陥や、多動性障害、ペンを持つ習慣がない、基礎知識が乏しい、返答がないなど意思疎通ができない、先生に逆らうことがなければ、合格です。

そのため、同じクラスに偏差値35から偏差値75までのお子さんが在籍していることになります。

ついていけずに×を多く貰ってしまうお子さんには・・・

「お母様、次回までにしっかり復習しておいてください」

と言って終わりです。

ハイレベルの問題を次週までに何度復習したって、理解させるのは難しいです。

幼児教室の先生もそれを分かった上で、母親に成績が伸びない責任を転嫁します。

目安として、初めてペーパー問題を見るようなお子さんは、偏差値35から40です。

但し、授業を聞くだけで理解できる地頭の良いお子さんは、大きく飛躍します。

年中クラスからの進級組は、月齢や個々の理解力により、偏差値40から65のバラツキがあります。

家で受験テキストを何周もしているお子さんは、問題集の冊数と反復回数により偏差値55から75です。

では、どうすれば授業についていけるようになるのでしょうか。

残念ながら、上位30%に入るための補習塾レベルのお教室は見当たりません。個人指導塾や家庭教師くらいです。

親が教えないのであれば、大手幼児教室について行くための補習塾は必要不可欠ですが、そのことに気付く親がいないので採算が合わないのです。

大手の幼児教室に入れてしまえば、何としてくれるだろうと勘違いをしている親が多いのも事実です。

幼児教室の門を叩く前に、大型書店の「小学校受験コーナー」にある、実年齢よりも低いレベルの問題集から遡って家庭で教えるのが、一番手っ取り早いです。

エスポワールでは4月より、基礎を「早送り学習する」オンライン授業「ラクラクさんと家庭学習」が始まります。

これからペーパー教室に通うお子さん、既に通っているけれど、多くの×を貰ってくるお子さんに向いていると思います。