<035> 超有名校ばかりを狙えば、全滅する可能性は高い
年長さんは入試まで残すところ3ヶ月半となりました。
受験に際して心しておかなければならないことは…
「受験した全ての学校から不合格をもらう可能性が極めて高い」
ということです。
名の知れた小学校ばかりを狙えば、3校受験しても4校受験しても合格することは容易ではありません。
競争倍率が3倍でも厳しい戦いになります。
どんなに親バカでも、我が子が3名の中から、たったの1名に選ばれる確固たる自信はないはずです。
世の中には上には上がいくらでもいますからね。
幼稚園のお遊戯会で主役に抜擢されるような優れた子供たちに囲まれたら、その中で光を放つことは難しいのです。
競争倍率が7倍の人気校なら、それぞれの幼稚園で自他ともに認めるナンバーワンの優秀な子供たちが大勢押し寄せて来ます。
その7名の中から、たったの1名だけが合格するのです。(厳しいですよ)
普通に考えれば全滅ですよね。
男の子の例では…
慶應義塾幼稚舎×
学習院初等科×
青山学院初等部×女の子の例では…
白百合学園小学校×
東京女学館小学校×
光塩女子学院初等科×倍率の高い学校を何校も併願したとしても、簡単には選ばれません。
「公立小はヒドイところだから、良い学校に行けるように頑張りましょう」
世の中には、このように言いながら勉強を教えている母親もいるそうです。
「あなたは絶対に幼稚舎に行くのよ、それ以外は考えられないわ」
このように言う母親もいます。
我が家の場合は、ベースは公立小か、もしくはご近所の私立小から中学受験。運が良ければ国立小から附属高の内部進学狙いと決めていました。
これは受験する前のメルマガにも書いてあります。
中学受験前にある、もう一つのチャンスとして小学校受験があると思わなければ、叶わなかった時に辛いですよ。
親が名門私立小学校出身で母校に娘や息子を入れようとしている親は半端ではありません。必死なのです。
兄や姉が名門私立小に合格した、その弟や妹を持つ親も必死です。
我が家は必死になるような特別な事情もないので、幸運の女神が微笑んでくれないかなぁ~と願いながら受験の準備をしてきただけです。
もちろん、中学受験を意識して、教育への意識の高いエリアに居を構えてはいました。孟母三遷ですね。
小学校受験に携わる仕事をしていても、我が子を確実に合格させる自信なんてありません。
こんな私でさえ、悔いのないように準備を万端に整えて、後はドキドキしながら天命を待っていたのです。
日本には有名な小学校がたくさんありますが、うちの子は優秀だから合格して当たり前だとは、誰も思っていないはずです。
合格を知った皆さんは…
「信じられない!」
とか
「キターッ!」
とか
「マジで!」
とか
「うっそ-!」
と思ったはずです。
準備を万端に整えたのなら、名門小へ行くのも、公立小へ行くのも、この幼児教室の世界にいる私から見れば紙一重だと思っています。
時の運ですね。
入学者はラッキーだった人たちの集まりだと思います。
だから、有名校ばかりを狙うのならば、公立小を既定路線から外してはいけません。
人生のゴールはずーっと遙か先ですから。
私は息子や娘がどの道へ進もうと…
それぞれが自分のいる場所で、思いっきり輝いていてくれたら、それでいいと思っています。
息子や娘が思いっきり輝けるように、パパは陰で頑張っています。
※過去記事の再掲載です
エスポワール らくらくさん