<045> 小学校受験の中堅校は我が校が第一志望かどうかを本気で知りたがっている
今日は中堅校の受験について書きます。
「子供の能力と家格を考えたら名門校は無理そうなので、中堅の○○小学校を第一志望としました」
世の中には、このように考えている親御さんもいます。
学校としては理由はどうであれ、第一志望にして頂けると嬉しいものです。
私だって…
「子供が0歳の頃からメルマガを読んでいて大ファンなんです。入室適性試験が受けられる年齢になるのをずっと心待ちにしていました!」
このように言われたら、嬉しいですよね。
エスポワールの入室適性試験で少々の難があったとしても、不合格にするのはためらいます。
準合格者として仮入室させる可能性もないとは限りません。
その反対に、ご近所の「こぐま会」が満員で入れなかったから、仕方なくエスポワールに決めたなんて言われたら、成績が良くても不合格にしますよ(笑)
小学校でも同じです。
(A親子)
幼稚舎や雙葉小でなければ私立小に行く価値はないと思っているけれど、失敗した時のためにこの学校を滑り止めで受験します。(心の中)
(B親子)
この学校のことが大好きで、この学校以外は考えられません。不合格になった時のことも考えて他校も受験しますが、この学校から合格を頂ければ、是非ともお世話になりたいと願っています。(心の中)
学校関係者なら、成績に多少の差があったとしても、B親子さんに入学してもらいたいと思いますよね。
もしも、A親子さんが入学したら、敗者が集う学校だという意識があるので、周りの保護者や同級生を見下したり、学校の方針やクラス運営が気に入らないと、イチャモンをつけてくる可能性が高いのです。
学校側は、志願者が第一志望と考えているのかどうか、どのくらい本気で学校を愛してくれているのか、それらのことがとても気になっています。
中堅校を第一志望にしている方は、学校のことを知り尽くしていることと、どれだけ愛しているかを面接時にアピールしてください。
子供の総合成績が合格点に少々足りなくても、ゲタを履かせて合格させてくれたり、補欠の上位に入れてくれることも多々あるのです。
中堅校には「本気組」と「滑り止め組」が混在して受験するので、本気である証しの熱意は通用します。
但し、選び放題の名門校には熱意は一切通用しませんよ。何故なら、志願者の全員が本気なのですから。
成績が優秀で品行方正、家柄も抜群など、どう考えても優秀すぎて「滑り止め」としか考えられないようなお子さんの場合は…
どうせ辞退するに決まっているからと、不合格になることもあります。
優秀者が落ちるなんて、普通の入試では考えられないことですが、小学校の入試では、これも普通にありなのです。
辞退者が続出で、フタを開けたらクラスの全員が補欠合格者の集まりだったっという、笑えない冗談もあります。(実際にあったようです)
このような事態を防ぐためにも、明らかに本命校の練習台として受験しに来たとしか思えない優秀なお子さんは不合格になることもあります。(説明会への参加の有無や出願の順番などで本気度をチェックしたりします)
話が逸れてしまいましたが…
中堅校が第一志望の場合は、恋い慕う思いの丈を学校側に伝えましょう。熱意は100%通じるので、黙っていると損をします。
※過去記事の再掲載です(情報は古いです)
エスポワール らくらくさん