<056> 寿限無を丸暗記するようなお子さんは実は小学校受験にめっぽう強い

幼稚園や保育園では、毎年決まって様々なブームが起きます。

毎年、年中さんから年長さんにかけて自然発生的に流行るのが「寿限無」(じゅげむ)です。

まず最初に、一人のお子さんが「寿限無」の絵本を読んでもらうのでしょうね。

何処の本屋さんにも、図書館にも必ずあるポピュラーな絵本なので、年中さんあたりで知る人は多いようです。

皆さんもご存じの通り、生まれた子供におめでたい名前を付けようと、和尚さんに教えてもらっているうちに、とても長い名前になったというお話です。

「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚・・・」

子供は楽しくて、長い名前を全部覚えてしまいます。

そして、幼稚園や保育園で披露するのです。

それを聞いた他の子供も、お母さんにおねだりして、絵本を手に入れます。

そして、寿限無の名前を暗記するのです。

ここから先は、私の主観だけで書かせて頂きますが・・・

寿限無を暗記してスラスラ言えるお子さんは、昔から不思議と賢い子が多いのです。

「お話の記憶」にも強く、複数の指示を一度に理解できる能力も備わっているように感じます。

長文を記憶する脳が完成されているのが原因なのかなぁ~と勝手に思っています。

幼児って、長文を暗記するような経験は皆無ですよね。

逆に言うと、長文を暗記させれば、脳のある分野のシナプスが発達するのでしょう。

エスポワールでも谷川俊太郎さんの「どきん」などの詩を授業中に丸暗記をさせる授業がありますが、真っ先に覚えてしまうお子さんほど聡明です。

皆さんも、寿限無でも詩でも何でもよいのですが、お子さんにそれなりの長さの暗記をさせて、脳を刺激させてください。

私の前で寿限無を披露するお子さんの小学校受験の結果は良好です。小学校受験では誰よりも記憶力を向上させる必要がありますので、脳への刺激は重要です。

※過去記事の再掲載です

エスポワール らくらくさん