<059> 幼稚舎のフリー枠は磁場がある子が受かることを学校説明会でふと思った
土曜日は慶應幼稚舎の学校説明会へ参加しました。
立教小学校、光塩女子学院初等科、精華小学校、立教女学院小学校、慶應義塾幼稚舎とこれで5校目です。
さて、今回は慶應義塾幼稚舎です。
この学校は子供が生まれた時から、幼稚舎に入れるための準備をしてきた親が多いです。
「天現寺でなければ小学校にあらず」
天現寺は幼稚舎の俗称であり、学校の目の前に天現寺や、天現寺交差点、天現寺橋があります。
何が何でも天現寺と思っている熱狂的なファンが世間には多いのですが、中には、熱狂を通り越して、狂信的と思えるような保護者も少なくはありません。
幼稚舎は誰もが憧れるような学校ですが、何を準備すれば合格できるというような学校ではないのです。
エスポワールを首席で卒業するような飛び抜けて優秀な子供たちも簡単に振るい落とされます。
保護者の誰もが、彼(彼女)を取らない学校は地球上には存在しないと思わせるような子供でもダメな時はダメですね。
本当に腹が立ちます。
しかし、ラッキーなことにエスポワールからは毎年合格者を出させて頂いておりますが、私が感じている縁故もなく合格しているお子さんのタイプは…
『人を惹きつける磁場のある子供』
です。
エスポワールは、オーラのある子供になるように教育をしていますが、オーラは輝きを放つものなんですね。
磁場とは更にその上を行くのかもしれません。
私の教え子の女の子は、幼稚舎入試の自由時間に“遊び”を考案して、仲間を募って遊んでいたら人だかりができるくらいに盛り上がったそうです。この子は合格しました。
別の女の子は、自己主張も強くなく、首席級の子供でもなかったのですが、話し合いの授業では必ずと言ってよいほど彼女が立っている場所に皆が集まり、なぜか皆が彼女に「どうすればいいと思う」と意見を乞うのです。この子も合格しました。
別の男の子はやんちゃな子で、親や私の言うことに反発したりするのですが、サッカー日本代表の本田選手のように、初出場でありながらもチームの中心に収まってしまうような強烈な磁場のある男の子でした。この子も合格しましたね。
私見ですが、幼稚舎のフリー枠は、頭が良かったり、何をやらせても優秀な子供よりも、人を惹きつける磁場を持つ子供が好きなんだなって思っています。
腕白でも磁場を持つ子。
頭脳明晰でも磁場を持つ子。
大人しくて真面目でも磁場を持つ子。
人徳なのでしょうね。
人を惹きつける力を持つ子供は、大人になったときに社会で成功する可能性が高いのです。
私の人生経験でも、磁場を持つ人が成功している例は多いですよ。
幼稚舎は、したたかで、侮れない学校だなって私は思っています。
※過去記事の再掲載です
エスポワール らくらくさん