<074>小学校受験を志したのなら徹底的に子供を信じること
毎年この時期になると、小学校受験っていったい何だろうと考えてしまいます。
クリスマスの直前に、筑波大学附属小の合格発表がありましたが、首都圏では一番最後の発表です。
今秋の小学校受験を志した方は、いろいろな気持ちでクリスマスを迎えたと思います。
小学校受験ほどアンフェアな入試はありません。
全く準備をしなければ、一目でその違いが明らかなので、何処にもご縁がないのは当然のことですが、誰もが認める、どんなに素晴らしいお子さんでも、ご縁がなければ合格はできません。
クラスの全ての保護者が認めるようなピカイチのお子さんが意中の学校にご縁がなく、極端な例では、保護者の皆さんをハラハラさせてしまうお子さんが、同じ学校に合格してしまうことも珍しくはないのです。
名門校と言われる学校ほど、世間の皆さんが想像する通りの世界が現実にはあります。
もちろん、普通のお子さんも合格はしています。しかし、実質競争率は公表されている数字に比べると高いのです。
ほんとに、嫌になるくらいピカイチの子供たちの残念な結果を見てきました。
利発で勉強も良くできる、積極性もあり、品行方正で、誰からも愛されている、校風にも合っている・・・
実質競争率が10倍なら、周到な準備をしてきた10名が、たった1席を競うようなものなので、どんなに優秀でも残念な結果になりやすいのです。
8名に1名が選ばれることだって大変なのです。
5名に1名でも凄いことなのです。
また、入試当日の試験官との相性次第でも結果が変わります。
来年のクリスマスには、このメルマガをご覧の皆様も進路が定まっていることでしょう。
それぞれの思いを胸に秘めたクリスマスがやって来るのです。
来年のクリスマスに向けた私からのアドバイスは・・・
この1年間は、徹底的に子供を信じること。
うわべではなく、子供の心と会話をすること。
子供と接するときは、親の言動が本当に正しいものなのか、発言や行動をする前に自分の良心と相談すること。
親子が正しく結びついていれば、来秋の結果の如何に関わらず、未来は拓けています。
小学校受験で希望が叶わなくても、親から真剣に見つめられている子供ほど、超難関中学校や難関大学に合格しているのです。
その子供の原動力は、親からの「信頼」です。
この1年間は、如何にして子供と向き合うのか、その試金石でもあります。
自分の偽らざる良心に基づいて、我が子に接することができれば、その子は必ず賢者になります。
それでは、素晴らしいクリスマスをお過ごしください。
※過去記事の再掲載です
エスポワール らくらくさん