<111> 小学校受験で成績が急降下した原因は中耳炎だった
我が家のことで申し訳ないのですが、ここ最近、息子の成績が悪くなってきました。息子の実力では解けるはずの問題を頻繁に間違えるのです。
1巡目では満点のペーパーでも、最近に解いた2巡目では、3割近くも間違えることもありました。真剣に考えて間違えるのではなくて、テキトーに答えて間違えるのです。
特に酷いのは、お話の記憶や、絵の記憶問題で、ちゃんと覚えようという気概は全く感じられません。得意にしている3連結のブラックボックスも集中力が乏しいのか、途中で計算を間違えます。このように、集中力が必要な問題に限ってミスを連発するのです。
一体、息子に何が起こっているんだろう?
私もいろいろと何が原因なのかを考えてみました。様子が変わったことと言えば、10日前に熱を出したこと、鼻水を垂らし始めたこと、人の話を聞かなくなったこと、「えっ?」って聞き返すことが多くなったこと、食事中に歩き回ったりと、急に落ち着きがなくなったこと、それから、テレビのボリュームがいつもよりも高くなったこと。
なんか、息子の耳が怪しいなぁ。中耳炎かな。早速、耳鼻咽喉科へ行ってきました。すると結果は・・・
先生曰く、「両耳とも、滲出(しんしゅつ)性中耳炎ですね」と診断されました。これは結構厄介です。薬を飲みながら様子を見て、それでも治らなければ鼓膜を切開して、溜まっている水を出すこともあるそうです。
治療期間も、軽症だと1~2週間で完治、重症だと半年以上、場合によっては、小学校低学年までの数年間だそうです。この軽症か重症かは耳の症状ではなく、完治までの期間を指しています。
また、乳幼児は耳管が太く短いので、特に園児から小学校低学年までは罹りやすいとのお話でした。
集中力がなくなったのは、鼓膜に水が溜まっているので聞こえも悪く、常に耳栓をしているような不快感があるのが原因だということが判明しました。
先生は、「受験をするなら、すぐに切った方が(勉強に専念できるので)いいかな」とも仰っています。困ったなぁ。暫くは薬で様子を見ながら、粛々と計画通りに勉強を続けていきます。
皆さんも、お子さんが何度も「えっ?」って聞き返したり、テレビのボリュームが大きくなったら、滲出性中耳炎を疑ってください。少しずつ聞こえが悪くなるので、園児は異変に気付かず、親に訴えることも少ないそうです。
※過去記事の再掲載です(情報は古いです)
エスポワール らくらくさん