<065> 小学校受験で「蝶結び」と「的当て」は出るので練習しようね

●蝶結び

蝶結びは、毎年どこかの小学校で出ます。女子校が多いのですが、早稲田実業も出ましたね。

早実は箱の中から同じ大きさのノート3冊とヒモ1本を取り出して、それを3冊束ねて、ひもを十字(クロス)掛けにして、蝶結びです。

早実の2種目の蝶結びは、筒にひもを三重巻にしてから蝶結び。

難易度が高くて驚きましたか?

子供の靴ひもでさえ、親が結んであげないとダメですか?

エスポワールの授業でもひも結びはありますが、最初から完璧なお子さんは女の子に多いです。

生まれて初めてチャレンジするのは男の子に多いですね。

エスポワールでの最難関の課題は、エプロンの後ろ蝶結びですが、男の子は苦労しています。

●的当て

ゴムボールや運動会で使う玉入れ用の玉を使って的に当てるものです。

蝶結びよりも出題頻度は高いです。

正確に的に当てれば評価されるものではなく、ルールや協調性、表情、意欲などを採点するものです。

学習院では、紅白の玉を各2個ずつ渡して、2人ずつ並んで、線からはみ出さずに、玉と同じ色の的に向かって投げます。

指示を聞いていないと線を踏み越えたり、違う色の的に向かって投げます。負けず嫌いな子も、気付かないうちに線を越えやすいです。

当たらなかったときの表情も千差万別です。当たったときよりも差があります。

泣きそうな顔、悔しがりな顔、チキショー顔、ひょうひょうとした顔、ママに叱られるのが怖くて怯えた顔、残念でもニコニコ顔、舌打ちする顔・・・性格がモロに表れるので、見ていて面白いです。(さ~て、学習院が欲しいのは、どんな顔のお子様かな)

今日の的当ての課題は、これらとは全然違いまして、ただのボール投げです。要するにキャッチボールです。

子供って、不思議なことに、練習をしないと真っ直ぐにボールを投げることが出来ないのです。

真っ直ぐに投げたつもりでも、右45度に投げたり、左45度に飛んでいってしまいます。真っ直ぐではなく、下に叩きつけてしまうお子さんもいます。

補助なしの自転車に乗れるのと同じで、慣れたら真っ直ぐに投げられますので、公園で練習してください。

キャッチは更に難易度が高いです。親が下手投げで、ふわっと投げて何回かに1回取れたら、それでOKにしましょう。

小学生のように上手投げで、互いにキャッチボールするのは、年齢的に厳しいです。

ボールがあさっての方角ではなく、真っ直ぐに投げられるようになれば、的当ては楽しいゲームになります。

※過去記事の再掲載です

エスポワール らくらくさん