<123> らくらくさんは言うことを聞かない子どもには魔法を掛ける

世の中には手が掛かるお子さんと、手が掛からないお子さんがいます。

手が掛からないお子さんを持つ親は、子育てがとても楽です。

反対に、手が掛かるお子さんの親は、私の育て方が悪かったのではないかと大いに悩みますよね。

好き放題にやらせているのなら別ですが、良識のある普通の親なら育て方は関係ないと思いますよ。

同じ親が育てた兄弟姉妹でも、上の子が真面目で、下の子がヤンチャな子はいます。その逆もあります。

でも何とかしなければなりません。

羽目を外したままでは小学校受験の資格すらないのです。

私がエスポワールで教えているときも、言うことを聞かないお子さんはいます。

その子の名前を呼んで注意しても、おちゃらけていて聞いてもくれません。

大きな声で注意しても効果はないです。

言うことを聞かない場合は、私はその子に魔法を掛けます。

魔法を掛ければ、大体は収まります。

どんな魔法だと思いますか?

それは・・・

私は黙ったままその子の瞳の中を30cm位の至近距離で見つめます。

顔を背けたら、両手で正面に向くようにします。

瞳の中の、更に黒目の中を覗き込みながら静かに

「騒ぐのは終わりです」

「解りましたか」

と語り掛けて、更に10秒ほど目をそらさずに黒目を覗き込みます。

「解ったよね」

と言いながら、静かに開放します。

この魔法を使えば、ヤンチャな子でも大人しくなります。

その子にではなくて、その子の『心』に語り掛けるのがコツです。

やってはダメな理由を語る必要はないです。理解させる必要もないです。本人は理性ではなく本能で動いているのですから。

黒目の中を通して、相手のココロに呼び掛ければいいのです。

「騒ぐのは終わりです」

「解りましたか」

ココロに終了の合図を出せば収まります。

怒るのではなく、目を見て『心』に伝えるのです。

  

※過去記事の再掲載です

エスポワール らくらくさん