<128> 慶應横浜初等部に合格した子どもたちが後輩に秘訣を教えたよ
土曜日と日曜日の授業は大人ではなく、エスポワールを卒業した「子ども先生」が担当しました。
初日は慶應義塾横浜初等部1年生のKさんです。2日目は同じく慶應義塾横浜初等部1年生のD君と同じ学校に通う3年生のお姉さんSさんが子どもたちの前でお話をしてくれました。
大人が授業をするときの子どもの目と、子ども先生が授業をするときの目は違いますね。
子ども先生のお話は、普段は注意力がやや散漫なお子さんでさえ目をキラキラさせて聞いていました。
質疑応答では・・・
(質問)
「K先生、どうしたら先生の言うことを聞き漏らさずに聞いて行動できるようになりますか?」
(子ども先生)
「顔だけ向けてても聞こえないから、目から耳から全てを使って聞くこと。周りが見えなくなるまで、自分一人しかいなくなるくらいに集中して聞くことです」
(質問)
「どうしたらK先生のようにスイングで1番になれるのですか?」
(子ども先生)
「今日スイングで習ったことをママと家で繰り返しやったよ。テストで次にこれをやると言ったものは全部準備した。模試のための勉強は満遍なく全部やっておいた」
(質問)
「ペーパーで点つなぎをするときにどうしても曲がってしまうのですが、どうすれば良いですか?」
(子ども先生)
「私も同じだけど、点つなぎがうまくいかないときは、その日は点つなぎしかやらなかった。指が痛くなるまで練習した。骨が折れたかと思った。手の皮がむけるくらいに」
(質問)
「この子は受かりそうだなと思った子はいましたか?」
(子ども先生)
「横浜雙葉の時は2、3人いた。ペーパーが終わって休むときにあって、休むときに寝っ転がっていいですよと先生に言われて、大体10か11人くらいが寝っ転がっていて、私ともう3人がシュッと立ってて、その子たちと同じ行動観察のグループで、よく観察したらいい子だったから受かると思った」
(質問)
「自信を持ってお話しをするのにはどうすれば良いですか?」
(子ども先生)
「私も緊張すると言えなくなるから、前もって言うことを頭の中に入れておけば話せるよ」
(質問)
「朝と夜は何をしていましたか?」
(子ども先生)
「朝は体操もペーパーも全部やりました。行動観察ができないと思ったら、ママが先生やみんなの役(子ども役)もやってくれた。4時に起きてママがラダーや縄跳びを持って一緒に公園に行って練習した。縄跳びは最高で連続358回やった。ボール突きは1465回。4時起きは1回で大体は5時半に起きてから行った。その間パパが朝ご飯を作ってくれている。朝の全部の課題が終わるまでご飯を食べさせてくれない。夜は7時に食べ終わってから8時半までペーパー、行動観察、運動をやった。お風呂に入って9時には寝たよ」
2日間で52の質問と回答がありました。
正直、子ども同士の授業で、こんなに盛り上がるとは思いませんでした。真剣に聞くこともあれば、時には爆笑したりと楽しい時間を過ごしました。
大人の授業よりもメチャクチャ楽しいし、年齢が近いだけあって子どもの心に刺さるし、本当に参りました。
毎週来てくれないかな。(ホンネです)
私が一番驚いたのは、Kさんの横浜初等部に合格するための当日の作戦です。その作戦が奏効し、お尋ねの際にKさんだけ3名の先生方に囲まれたエピソードです。詳しく書くと在校生の保護者に怒られますので紹介できませんが、女子16倍の競争率を勝ち抜くには、やれるだけの準備だけではなくて、いかに自分を売り込むか、売り込まなければ埋もれてしまうことを6歳児が悟っていて、虎視眈々とチャンスを伺っていたことに驚かされました。
エスポワールの年長さんは30名弱ですが、昨秋は幼稚舎1、横浜初等部3、早実3ですので、4名に1名は早慶に合格しています。他にも聖心4、横浜雙葉4、洗足3(1名増えました)、暁星、立教女学院、開智などに合格していますので子ども先生をお願いするつもりです。
次回の子ども先生ですが、洗足へ行った女の子の予定です。面接の受け答えがとても素晴らしく10年に一度の逸材です。歩き方、声の大きさ、笑顔、返答の内容、面接時の全てがパーフェクトですので、面接の先生をお願いするつもりです。暁星の男の子も日程が合えば来てくれる予定です。
※過去記事の再掲載です
エスポワール らくらくさん