<136> 小学校受験は、ある意味で「茶番」です

8月と9月は問い合わせのピークになります。

新規のお問い合わせは1日に10件から20件ほどあります。

当然のことですが、一番多いのは年中さんの保護者からです。空いているクラスはありますかとの問い合わせです。

次に多いのは年長さんなのです。埼玉の入試は9月から始まります。神奈川は10月です。東京は11月1日からですよね。

今は、入試の直前です。

「行動観察では、息子は強い子に振り回されて黙ったまま」

「お教室での話し合い授業では、娘は一言も喋らずに常に頷くだけ」

「声が小さくて先生に何度も聞き返される」

「おちゃらけてお教室の先生に叱られてばかり」

「このままでは、幼稚舎や横浜初等部どころか、滑り止め校にも受かりそうもない」

「全滅しそう」

要は「エスポワールさん助けてください」という問い合わせです。

全てお断りしています。

あと2ヶ月で助けることはできません。

私は何度もメルマガに書いています。

小学校受験は学力テストではなく「オーディション」ですよと。

それぞれの園のお遊戯会で主役を張るような、園の先生からも信頼され、お友達をまとめる力のある「精神年齢」の高いお子さんを探しているのです。

幼児教室の行動観察でどんなに頑張っても、行動観察がそつなくできるようになるだけで、幼児教室のトップに君臨している主役級の子どもたちを追い抜くことはできません。

幼児教室の先生は「主役級のお子さんたち」をメチャクチャ可愛がります。

なぜなら「難関校に合格する可能性が高い」からです。

受かりそうなお子さんは辞められたら困るので丁重に扱いますが、そうではないお子さんは、ほどほどに指導して、あとは放っておきます。

そもそも、難関校はコネ以外では主役級しか合格しません。これは事実です。

コネ組を恣意的に入れるためのファジーな入試です。

コネ以外のフリー枠は「主役級のお子さん」が占めています。

学校見学会、授業見学会、公開運動などへ行くと一目瞭然です。

倍率の高い学校ほど、精神年齢が高い顔ばかりです。小学生ながら大人びた顔つきと、模範的な言動です。

たまたまではありません。主役級のお子さんを選んで入学させているので、当然のことです。

ナヨナヨした甘ったれなど、幼稚なお子さんは存在しないのです。

それぞれの園で主役を張ってきた、頼もしいお子さんばかりです。

何度も繰り返し書きますが、そのようなお子さんを「選んでいる」のです。

1年も2年もお教室に通って行動観察を学んでも、主役級になるための授業ではありません。

そつなくデキルための授業ですので、未来永劫、主役級に追いつくことはないです。

そのため、頑張って「そつなく」できたとしても、10名に1名に選ばれることはありません。誰もがそつなくできるからです。

入試って、ある意味で「茶番」ですよ。絶対評価ではないのです。

●ペーパーが(及第点であれば)高得点でなくても

●絵が上手でなくても

●不運にも骨折して松葉杖で入試に来ても

●ピカイチの「主役級」のお子さんは受かるのです。

○死ぬほどペーパーを頑張って

○入試で最高得点をとり

○絵画教室に通って天才的な絵を描き

○体操教室へ通って運動神経抜群でも

○主役級でなければ、相手にされません。

小学校の「立場」になれば分かります。

ペーパーは親の努力ですので、入学後には親の干渉がなくなり、低空飛行になるお子さんが少なからずいますから、ペーパーの点数は信用していません。

小学校は美術大学付属ではないので、絵が上手なお子さんを重宝する必要はありません。加点する必然性もないです。並みの画力ならOKなのです。

同じく、小学校は体育大学付属ではないので、運動神経が抜群のお子さんを重宝する必要もありません。加点する必然性は、これっぽっちもないです。指示を忘れずに守れたらOKです。

伝統校のペーパーは及第点以上ならOKです。進学校のボーダーラインは伝統校よりも高いです。

絵も平均以下でなければOKです。絵の完成度は知能(月齢)に比例するので、3歳児や年少さんのような絵ではダメです。

運動テストの存在は、入られたら困るお子さんを受験させないための手段です。

障害者用のエレベータを設置したり、排泄の介助の先生が必要だったりなど。

入試要項に「お断り」や「条件」と書くと差別になるので、考査に運動テストを入れた黒歴史があります。

もちろん、小学校側はそのことを認めたりはしません。世の中には本音と建て前があります。

私立小の多くは、1名の先生が40名のお子さんの面倒を見なければならないので仕方がないのです。

しかし、皆さんはその体操の目的を知らないので、一生懸命に体操教室へ通ったりします。

体操教室は過去問と同じことを教えますので「それ知ってる」と自信がつくという意味では、通うことに対して否定はしません。

先日の土曜日と日曜日は、11名の年中さんがエスポワールを体験しました。

その体験講座の中で「現在」の年長さんの様子をビデオ(モザイク入り)で見ました。

入試直前の年長クラスです。今の年中さんの1年後の姿かもしれませんね。

映像を見て、衝撃を受けた保護者の方は多かったようです。

●年長さんには見えませんでした。小学生かと思いました。

●メルマガで何度も出てくる『精神年齢』の意味が分かりました

●年長さんのスピーチを聞いて衝撃が走りました

●大人っぽくてビックリしました

泣き虫も、蚊の鳴くようなお声のお子さんも、気が弱いお子さんも、おちゃらけのお子さんも、エスポワールに通うと「主役級」にキャラ変します。

2年間通えば確実に主役級へと変わります。

1年間通えば期待値以上には変わります。

年長の夏になって「助けてください」「今から入れてください」と言われても間に合わないのです。

世間にある行動観察教室は「行動観察をそつなくできる」ための講座です。

何年通っても、トップの子には追いつきませんし、追い越せません。

静かな子は静かなまま、恥ずかしがり屋は恥ずかしがり屋のまま。お子さんの本質は何も変わりません。

高額な月謝を払い続けても、序列は年長の秋まで変わらずにそのままです。

難関校に受かるのは各幼児教室の上位1割か2割までです。

トップ1割か2割に入ると確実に合格できるわけではありませんが、そこに入らないと合格の芽はないです。

エスポワールの行動観察は・・・

「小学校が欲しがる主役級に変身させる」ための講座です。

元気はつらつ、明朗快活、自信満々、口達者に変身します。

そのような教室が存在するなんて、あり得ないし、信じられませんよね。

※過去記事の再掲載です

エスポワール らくらくさん