<138> こども先生が来たよ!

春分の日に4名の「こども先生」が来訪しました。

こども先生は昨秋にエスポワールを卒業した年長さんです。

先着順で選ばれた新年長さん20名が、難関校に合格した先輩に質問するイベントです。

他の幼児教室では、合格したお子さんを持つ親が「合格体験談」をお話しするような催しはありますが、エスポワールは幼児が幼児に教えます。

=A先生=

○白百合学園
○慶應横浜初等部
○筑波大学附属小学校
○さとえ学園

=B先生=

○早稲田実業
○白百合学園
○さとえ学園

=C先生=

○慶應横浜初等部

=D先生=

○東洋英和女学院
○横浜雙葉
○洗足学園
○白百合学園
○立教女学院
○早稲田実業

新年長さんからの質問で一番多かったのは「1日にペーパーをどのくらい解いていましたか?」です。

50枚から200枚までいました。旅行先のホテルにも持ち込んでいたようです。

新規のペーパーが50枚から200枚ではなく、2度目、3度目、4度目の繰り返し分を含んだ数とのことです。

コピーしたペーパーは腰くらいの高さになったというお子さんもいました。

「いつ勉強していましたか?」という質問もありました。

「朝と夕方の2回に分けて勉強をしていたよ」

過去のこども先生も朝夕の2回が多数です。専業主婦、共働きに関わらずです。

主に教えているの母親で、父親と半々のお子さんもいました。

女児は父親の方が優しいので、父親との勉強が楽しいようです。

今回の4名のこども先生に共通していたことは、何処の学校もペーパーは「すごく簡単!」だったそうです。

入試本番のペーパーが、お教室のテキストやプリントよりも難しくはないので、必要のない時間を費やしすぎたと感じたお子さんも多かったようです。

行動観察については私が聞きました。

横浜初等部の合格は2名いました。

数種類のボールと工作道具があって、皆(5名)で話し合って遊んでくださいと指示があり、2回戦あったようです。

誰が皆をまとめたのですかと聞いたところ・・・

「2回戦とも、私が皆をまとめた」とのことです。

早稲田実業も2名の合格ですね。

お一人の試験内容は、紙コップタワーを作るか、または手遊びで遊ぶかを皆で相談してから遊んでくださいとのことでした。

2名とも「私が皆をまとめた」とのことです。

私が重ねて質問しました。

「横浜初等部や早稲田実業の合格の決め手は何だと思う?皆をまとめたことだと思う?」

子どもたちの答えは・・・

「皆をまとめた子が受かったような気がする」

「話し合いが強い子を探しているみたい」

「まとめられない子は落ちると思った」

また、絵画制作のお尋ねも詳しく説明ができたようです。

A先生、B先生、C先生は、まだ入学式前なのですが、ピカピカの制服を着て参加してくれました。

男の子は制服に興味がなさそうでしたが、女の子は制服をジーッと見ていました。

今回の4名の先生に共通している点は・・・

「試されるために入試に臨んでいない」ことです。

「自分の実力を試験官に見せつけるため」に臨んでいたようです。

最初から最後まで、自分を俯瞰していました。

「実力を見せつけるために臨む」は、エスポワールの教えでもあります。

暗い顔のお子さん、やる気のないお子さんには吉報は来ません。これは断言できます。

エスポワールの行動観察はクレージーです。

子どもたちは常に良い笑顔です。いつも、ゲラゲラと笑っています。

実は授業の冒頭から、私が故意に笑わせているのです。

他の幼児教室のように、命令したり、叱ったり、ダメ出しをしたりしないので、ここは天国だと思っていることでしょう。

「一番初めにやりたい人」「一番初めに出来る人」と、私が言うと・・・

誰もが満面の笑みで「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」と、耳をつんざく爆音状態になります。

私は、やかましくなっても許しています。

大はしゃぎでやる気満々になってから、一転して黙らせると、シャキッとした自信満々の顔つきのお子さんになるからです。

エスポワールの子どもたちには、入試を『上から目線』で眺めるお子さんが多いです。

「この子は普通の子とは違う。只者ではない」と、試験官を唸らせて、狭き門を突破しているのです。

ペーパー教室に通って、行動観察教室に通って、絵画教室に通って、体操教室に通いさえすれば合格できるなんて、そのような甘い世界ではないのです。

10名から15名を横一列に並べて、その中から、たった一人が合格するには・・・

「この子は只者ではない」と思わせるしか、奇策はないです。

でないと、生まれながらにクレバーで活発なお子さんに合格を奪われるだけです。

どこの園にも、お教室にもいますよね。

特別に輝いているスペシャルなお子さんです。

正攻法では、生まれながらに優秀な彼らに付け入る隙はありません。

評判の良い幼児教室に数百万円を費やしても、優秀な彼らの前では惨敗します。

彼らもまた、そこで学んでいるので永遠に追い越せないのです。気付いていましたか。

彼らに勝つには、入試を見下すくらいに精神年齢を上げるしかないのです。

それと、優秀な彼らも、所詮は5歳・6歳の幼児です。

彼らを一言で沈黙させたり、より一層、試験官に注目してもらうための戦術が必要です。

他のお教室に対策を練られたりするので、秋口までは戦術は教えないようにしています。

毎度のことですが、メルマガで真実を書いているので、エスポワールは業界の全方位から嫌われています。

いや、一部からは愛されています。

ペーパー専門のお教室や、個人の先生の紹介はよくあります。解る人には解るようです。

他の大手教室でエスポワールに通っていることがバレると、露骨に辛口採点に変わるか、面談でエスポワールを辞めるように強く迫られるかのどちらかです。

※過去記事の掲載です

エスポワール らくらくさん