<081> 小学校受験での家庭学習は1年に250時間は必要だよ(その1)

東京では11月1日の私立小学校入試の集中日が終わり、合否が判明する時期となりました。合格発表は概ね11月3日から7日です。

さて、皆さんは来年ですよね。これからの1年間は長いようでとても短いので、準備に抜かりがないようにしてください。入試に必要な学習時間はペーパーが出る難関校で250時間です。中堅校以下の場合は100時間以下でも大丈夫です。

ペーパー試験があって当たり前と思うかもしれませんが、実はペーパー試験がない学校もあります。ノンペーパー校とも呼びます。慶應義塾幼稚舎も立教小学校も青山学院初等部(※メルマガ発行日現在)もペーパーはありません。しかし、大多数の小学校ではペーパー試験があります。特に難関校の問題が解けるようになるには250時間の学習時間が必要なのです。

250時間という時間は、月曜日から金曜日まで、毎日1時間を1年間続けた学習量です。勿論、概念や知識の習得にはお子様の性格や月齢などの個人差は生じます。教え方の上手下手も関係しますが、外国語の習得と同じで、これくらいの時間を掛ければ、このくらいはマスターできるだろうという目安です。

幼児教室に通えば合格できると思いますか?

受験に精通している親御さんは幼児教室に通うだけで合格できるとは思っていません。例外なく、家庭で必要な学習時間を稼いで、幼児教室はペースメーカーとしての位置付けや親のモチベーションを高めるために通わせています。幼児教室が学習の主体ではないのです。

幼児教室に1年間通っても、週に1時間では年間でたったの50時間、週に2時間でも100時間にしかなりません。家庭学習の家庭は250時間+ペーパー教室の50時間を合わせて300時間です。勝てるわけがありません。

※過去記事の再掲載です(情報は古いです)

エスポワール らくらくさん