<132> 難関小学校に合格した小1は、合格しそうな年長さんを見抜けるよ

過去のメルマガに「幼児教室の先生は見ただけで合格しそうな子や失敗する子を見抜いています」と書きました。

幼児教室の先生は「合格しそうなお子さん」を見分けることができます。個人の先生でも分かります。

幼児教室に1年も勤務すれば、パートの先生でも分かります。

極端なことを言うと、中学生でも幼児教室で働いたら分かります。

昨年5月にエスポワールを卒業した子どもたちが「子ども先生」として後輩に合格のコツを指導しに来ました。

その子ども先生が「らくらくさん、あの子は受かりそうだね」と教えてくれた子どもたちは難関校に合格しました。

『名将は名将を知る』とか『達人は達人を知る』と言いますが、難関校に合格したお子さんは1学年下の年長さんたちと話しただけで「分かる」のです。

話しただけでは「ペーパーの実力」さえ分からないのに断言できてしまうのです。

話していて、どこで見抜いていると思いますか?

「姿勢が良い」
「愛想が良い」
「礼儀正しい」
「動作に落ち着きがある」
「意思疎通が上手」
「目を見て話す」
「意見が言える」
「頭の回転が速い」
「語彙が豊富」
「丁寧語を話す」

言動から上記の全てを感じているわけではないのですが・・・

言動から「あ-この子は大人だねぇ」と感じたお子さんです。

別の言い方ですと「精神年齢が高いお子さん」です。

誤解して欲しくないのは、精神年齢が高ければ合格するわけでもないのです。

精神年齢が高いハイレベルのお子さんたちが競い合うのが「難関小学校の受験」なのです。

授業見学会に行くと分かりますが、難関校ほど顔つきが違います。お子ちゃまはいません。お子ちゃまがいたら、きっとそのお子さんはコネや縁故入学です。

最初に「合格しそうなお子さん」を見分けることができると書きましたが、合格「する」お子さんではないです。「しそうな」お子さんです。

合格しそうなお子さんでも、ペーパーのボーダーラインに届かずに敗退することもあります。同じグループに更に上を行くお子さんがいたら敗退する可能性が高いです。

競争倍率が6倍なら・・・

123456
◆◇◇◇◇◇

↑この中で1名◆しか合格できません(残りの5名は不合格)

↑この中に我が子よりも精神年齢が高い子が1人でもいたら敗退です。

慶應横浜初等部の女子なら、昨秋は14.9倍ですので・・・

123456789 ・・・ 14 15
◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

↑この中で1名◆しか合格できません(残りの14名は不合格)

↑この中に我が子よりも精神年齢が高い子が1人でもいたら敗退です。

小学校側は「精神年齢」が高いお子さんを探しています。

精神年齢が高いお子さんばかりを集めると、それはそれは誉れ高い素晴らしい学校になるからです。

ペーパーは飛び抜けてできるけれど、幼稚なお子さんは誰一人も選びません。

絵が上手なお子さんを集めたいとは思っていません。体操が上手なお子さんを集めたいとは思っていません。ペーパーの1位を獲りたいとも思ってはいません。

それぞれが及第点で且つ『最も精神年齢の高い』お子さんを探しています。

反対に「合格の可能性が低いお子さん」を見分けることも簡単です。

それは『存在感のない子』です。別の言い方ですと、影が薄い子です。

入試は「絶対評価」だけではなく、同じ小グループでの「相対評価」もある、戦いの場なのです。

「子ども同士の中で、何も発言しない」

「試験官が話し掛けても、つたない返事しかしない」

「黙っている」

「立ち尽くしている」

「おちゃらけている」

このようなお子さんは早々に×印を付けられて敗退します。

私立小は公立小と違って特別支援学級はないので、1mmでも健常者ではないかもと疑われたら選ばれません。

返答が遅れたり、口数が少なかったり、おちゃらけていたり、立ち上がったり、姿勢が悪ければ、チェックされて拒絶します。

入試では極めて短時間で判断しますので、疑われてしまうのも仕方がないです。

厳しい世界ですね。

合格しそうなお子さんは、伸芽会にも、ジャックにも、スイングにも、理英会にも、どこの幼児教室にもいます。

行動観察の序列上位の1割か2割のお子さんたちです。

この子たちには合格の芽があります。

飛び抜けて優れたお子さんは、生まれながらに利発で輝いています。

運良くそのような星の下に生まれたと思います。

それ以外のお子さんたちは、同じカリキュラムの授業を受けている限り、永遠に「飛び抜けて優れた」お子さんを超えることはできません。

「飛び抜けて優れた」お子さんを超えない限り、6名中の選ばれない5名に収まってしまいます。

幼児教室は上位ではないお子さんに上位を超えるための指導は行いません。

上位を倒すのではなく、全員で「そつなくこなす」授業しかないのです。これでは序列はそのままで変わりません。

上位ではないお子さんは敗退します。

エスポワールでは、幼児教室業界でここだけだと思いますが、上位をなぎ倒す指導を行っています。

最初に書いた合格しそうなお子さんの特徴・・・

「姿勢が良い」
「愛想が良い」
「礼儀正しい」
「動作に落ち着きがある」
「意思疎通が上手」
「目を見て話す」
「意見が言える」
「頭の回転が良い」
「語彙が豊富」
「丁寧語を話す」

これを身に付けさせる指導をしています。

次に「合格の可能性の低いお子さんの特徴」の正反対を教えています・・・

「子ども同士の中で、何も発言しない」
 ↓ ↓ ↓
「子ども同士の中で、自分から皆をまとめる」

「試験官が話し掛けても、つたない返事しかしない」
 ↓ ↓ ↓
「試験官が話し掛けたら、雄弁に話し続ける」

ここまでマスターできて、はじめて各幼児教室の上位1割か2割のお子さんと肩を並べることができます。

更に、伸芽会、ジャック、スイング、はやて、理英会などに通うお子さんが何も言い返せない「特別な話法」を学びます。

彼らよりも優れていたら確実に合格できるわけではありません。

そこから先はお子さんの実力ではなく、ご家庭のステータス等により合否が決まります。

最終選考の対象は子どもではなく「家」=「親」です。

「家」と「学校」との相性も良ければ合格です。良くなければ、お子さんが極めて優秀でも選ばれません。

難関小学校の受験は奥が深いのです。

年長さんはあと5ヶ月です。

誰もが知るような難関校では大多数が当たり前のように敗退しますので、大勢の中で最も輝くお子さんに成長させましょう!

これが奇跡を起こす極意です。

  

※過去記事の再掲載です

エスポワール らくらくさん